症例

めまいに関する症例

良性発作性頭位目眩(BPPV) 

57歳女性が肩こりとめまいを訴えて来院された。

この症状は半年前から始まり、朝ベットから起き上がる時や、体位を変えた時に顕著に見られるという。

耳鼻科で診察を受けたが、特に大きな問題はなくストレスが原因ではないかと言われたという。

神経学検査で、聴覚(内耳神経)は問題がなかった。

しかし、平行をつかさどる三半規管のうち、右後半器官の機能低下が見られ、頭部を右後ろに倒すとめまいと眼振が誘発された。

 

良性発作性頭位目眩(BPPV) に対するカイロプラクティックアプローチ

 

エプリー法という方法で、三半規管の耳石にアプローチをかけ、右後半器官を賦活させる刺激を与えた。

また頚椎に強いねじれと筋肉のしこりがあったのでそれらに対してもアプローチしました。

症状は週に2回の治療を3回続けたところ改善しました。

 

-良性発作性頭位目眩症(BPPV)-

この症状は、身体のバランスをとる三半規管の問題で起こります。
三半規管の中には『耳石』というものがあり、これが転がる事で平行感覚を保つのですが、何かしらの原因でこの耳石に異常をきたすとめまい感がでてきます。
この為、この耳石の位置さえ正常に戻してやれば症状は消えます。
その方法としてエプリー法などの簡単なエクササイズがあります。
しかしカイロプラクティックはこういった治療法だけではなく、普段から頭の位置が曲がっていれば当然、耳石の位置も変わってきますので頭部の位置を正常に戻すといったアプローチも加えて行います。

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