症例

寝違えとは?

寝違えとは睡眠時における頸椎捻挫の事をさします。ただ、重要な事は一般的に(捻挫)と聞くと靭帯の炎症を思い浮かべます。しかし寝違えの場合は主に筋肉や関節が炎症がおきます。そうすると、筋肉と関節は硬くなり首を動かす事ができなくなります。

寝違えの原因

不自然な寝方

これが最も多いパターンかもしれません。(昨日はソファーで寝た)という話を聞いた事はありませんか?不自然な形で寝ると特定の部位にのみ大きなストレスがかかり炎症が起きやすくなります。

慢性的な肩こり

普段起きている時でも、長時間の同じ姿勢を続けていれば肩こりは酷くなります。慢性的な肩こりがあると寝返りをする回数が少なくなり、同じ形で寝続けてしまい寝違えを起こしてしまいます。

泥酔

適度なお酒は食欲をまし、血行をよくする為身体にいい事もあります。しかし飲み過ぎてしまうと、上記と同様で寝返りをする回数が減少して寝違いを起こします。

寝違えと関係する疾患

頸椎の退行性変性

椎間板の高さが減少して、椎間関節に負担がかかる事で関節が変形していきます。そうすると腕や手などに痺れを生じる事もあります。この為、常に関節の可動域を保ち変形させない事が唯一の予防になります。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは首から腕にいく神経の束(腕神経叢)が圧迫される状態です。この方の場合は鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経の通るトンネルが小さくなったために痺れがでてきたのです。これは比較的サラリーマンの方が多いように感じます。つまり、重い荷物を肩にかける事で、物理的に鎖骨と第一肋骨の間を狭くしてしまうわけです。せっかく症状がとれても、この行為を日々続けるとまた再発してしまいます。原因は日常生活の中にある事が多いのです。

患者様の質問で多いのが(温めたらいいですか?それとも冷やした方がいいですか?)という事を聞かれます。皆様はどちらが正解だと思われますか?炎症を起こしているわけですから、基本的には冷やしていただいた方がいいでしょう。カイロプラクティックでは炎症を起こしている場合、超音波という機器を利用して炎症反応を抑えていきます。その後、緊張して伸びない筋肉をゆっくり伸ばしていきます。

「寝違え」に関する詳しい症例はこちら

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