症例

肘の痛みに関する症例

右肘の痛み(テニス肘)

週に2回程趣味でテニスをしており、ここ2ヶ月程肘がうずく様に痛くなってきた。

検査で手首を後方に反らす筋肉に負荷をかけた所、症状が誘発されました。

そして肘の可動域を調べてみると著しい制限がみつかりました。つまり、関節が硬く動きが悪い為に、それを動かす筋肉に過度に負担がかかった物と思われます。

治療としましては、筋肉が弱化していたのでそれを改善させる操作、関節には動きをつける操作を行い、2週間でプレー中に痛みを感じなくなりました。

 

-テニス肘-

これは肘の外側に痛みがくるもので正式名称は『上腕骨外側上顆炎』といいます。

肘の内側は『野球肘』や『ゴルフ肘』と言われます。

痛みの原因としては肘についている筋肉が炎症を起こしてしまうからです。確かに安静にしていれば痛みは和らいできますが、この症状がでてきた為に楽しみを減らすというのは非常に辛い事だと思います。

カイロプラクティックでは『痛み』という今の症状はもちろんなのですが、肘に負担がかからないように肩や手首、そして姿勢的要因まで改善させていきますので再発防止ができるのです。

このページの先頭へ

胸郭出口症候群による右腕のしびれ、肩こり

27歳男性が、右上肢の痺れとそれに伴う肩こりを訴えて来院された。これは5年前から始まり、最近痺れの方が強くなってきているという。本人は重いショルダーバックを右肩にかけているのが原因だと考えている。

まず、上肢における感覚、反射、筋力を調べると全て問題はなく、頚椎ヘルニアを疑う検査も陰性でした。次に鎖骨と第一肋骨の間を狭くする付加をかけると、症状が誘発され、脈の減弱もみられたました。このため、鎖骨と第一肋骨の関節の動きを調べていくと、胸鎖関節という関節に動きの制限があり、そこにアプローチを行っていきました。症状は5回の治療で改善され、今は月に一回のペースでメンテナンスを行っています。

-胸郭出口症候群-

胸郭出口症候群とは首から腕にいく神経の束(腕神経叢)が圧迫される状態です。この方の場合は鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経の通るトンネルが小さくなったために痺れがでてきたのです。
これは比較的サラリーマンの方が多いように感じます。つまり、重い荷物を肩にかける事で、物理的に鎖骨と第一肋骨の間を狭くしてしまうわけです。せっかく症状がとれても、この行為を日々続けるとまた再発してしまいます。原因は日常生活の中にある事が多いのです。

このページの先頭へ

このページの先頭へ